グリーンフレーク愛の劇場
むかしむかし、グリーンフレークと言う町にとても仲の良い幼馴染がおりました。
庭師の息子ペペと道具屋の娘リンダは大変仲が良く、お互いに意識する関係になるのは時間の問題だったのです。
ですが、リンダには婚約者がいました。
ペペの親の雇い主でもあるハーブ園の経営者の息子イワン。
道具屋の借金を無くす代わりに、リンダはイワンと結婚しなければならなかったのです。
リンダはもちろんペペと結婚したい。
しかし、ペペは親の仕事を考えると踏み切る事ができません。
イワンはお金持ちですが、使用人のカヤと関係があるようにも見えます。
カヤはイワンに振り向いて欲しいのですが、イワンはリンダのことしか見えていません。
さてはて、これからこの4人はどうなってしまうのでしょうか?
これ、どんな昼ドラ?って感じですが、ドラクエ7のショートストーリーのうちの一つです。
私はこの話が大好きで、ドラクエ7をやり直すたびに、この話に感動するわけです。
ちなみに、この話で魔物はほとんど出てきません。
主人公達が彼らに初めて会った時以外は、魔物の魔の字も出てきません。
RPG好きとしたら、嫌になってしまうかもしれないこの話、ストーリーを続けていくとこの話も続きがあるのです。
ある日、魔物の影響で町の住民全てが石にされてしまいます。
偶然通りかかった、旅人のおかげで町の住民は救われますが、ペペだけはリンダを庇ったせいなのか意識が戻らないままです。
イワンは婚約者が幼馴染といた事をなじりますが、リンダはそれどころではありません。
しかし、ペペはまたも旅人のおかげで意識を取り戻します。
リンダは今回の事で恋心に火がついたのでしょう。
ペペに一緒に街を出ようと持ちかけます。
しかし、ペペは不器用な男でした。
皆の幸せを考えるなら、リンダと町を出るなどもってのほか。
ペペはリンダを愛していたのにも関わらず、リンダを置いて自分だけで町を出ていきます。
全ては、皆の幸せの為でした。
(本編1)
ペペが出て行ってから、数10年が経ちました。
イワンはリンダとめでたく結婚しましたが、無能な男でした。
イワンがハーブ園の経営を任された後、ハーブ園は破綻、ハーブ園は新たな経営者が再建する事になりました。
イワンはショックから酒におぼれ、リンダに暴力を振る始末。二人の間に生まれた息子のエペも父親のイワンを毛嫌いしています。
新しい経営者の妻の名はカヤ。
そうです、カヤはイワンのことを諦め経営者の妻になっていました。
イワンは落ちぶれて、新しい経営者の使用人をやっています。
仕事は息子任せですが。
そんな時、家庭内暴力と借金を苦にリンダは町を出て行ってしまいます。
もしかしたら、ペペの事が忘れられなかったのかもしれません。
イワンはそのショックから、悟りきったような性格になってしまいました。
しばらく時は経ち、新しい経営者が病に倒れます。
病気は一向に治らず、カヤの甲斐甲斐しい看護も効果がありません。
そんな時でした、昔町を救ってくれた旅人にとてもよく似た旅人が町を訪れます。
それによって、衝撃の事実が明かされたのです。
実は新しい経営者は病気では無く、毒を盛られていたのです。
カヤの手によって。
カヤはイワンの事が忘れられませんでした。
ですから、イワンを自分の元に取り戻すべく、自分の夫を殺そうとしていたのです。
料理に少しずつ入れた毒は、夫の身体を徐々に蝕んでいきました。
しかし、メイドの感づかれてしまいました。
旅人の助けもあり、メイドはカヤに決定的な証拠を突きつけます。
それは昔カヤがイワンにもらった小瓶に入っていた毒でした。
これまでか、とカヤが思った時でした。
イワンが現れ、すべては自分が仕組んだ事だと言ったのです。
驚く、周りの人間をしり目に、イワンはカヤを連れ出し町を出て行きました。
カヤが、自分のために行った愚行の責任を取ったのでしょうか?
真相は取り残された息子のエペにもわかりませんでした。
(本編2)
ここはメモリアルハープ。
ペペが町から出て行ったあと、ペペが一代で築いた、大きなハーブ園です。
ハーブ園の近くには山があり、そこには女性だけの修道院があります。
ハーブ園はペペの気持ちとは裏腹に大変繁盛し大きくなりました。
ペペはここで、養子のリンダと共に一生を過ごすつもりでした。
しかし、そんな時、昔自分を助けてくれた旅人によく似た旅人にペペは遭遇します。
しかも、旅人はハーブ園の上にある、修道院に幼馴染のリンダの墓があると言うのです。
そんなことがあるわけがない。リンダは今もイワンと幸せに暮らしているはずだ!
イワンはそう思い、修道院に向かいます。
修道院から少し離れた、ハーブ園の全貌を上から覗ける見晴らしの良い丘の上。
そこにリンダの墓はありました。
リンダは町を出て行ったあと、修道院に入りました。
そして、修道院からペペを見守っていたのです。
リンダは修道院から買い出しにだかける時、必ず通るペペのハーブ園を避けて通ろうとしました。
汚れた自分がペペに会う資格は無いと思ったのです。
リンダは身体弱っていて、修道院で暮らして間もなく死んでしまったのです。
ペペは愕然とします。
リンダがこんなに近くにいた事。
リンダが幸せに暮らせていなかった事。
リンダが自分を避けていた事。
後悔の念がペペを襲います。
しかし、全ては終わってしまった事です。
ペペにも、旅人にもどうする事も出来ませんでした。
そして、数100年後。
修道院のお墓にはリンダの墓の隣にはペペの墓がありました。
(本編3)
かいつまむと、こんな感じでしょうか?
これを、ドラクエでやるんだから凄いですよね。
ちなみに、旅人とは主人公達の事ですよ。念のため。
下手したら昼ドラより救われないですよね。
誰も幸せにはならなかったんです。
でも、バットエンドかと言ったらそうではない。
ビターエンドと言う奴でしょうか。
わかり合えないまま終わったわけでは無く、最後は相手の気持ちを知る事が出来たのです。
このような言いようもない、ビターエンドの苦さがドラクエ7最大の魅力なのです。
庭師の息子ペペと道具屋の娘リンダは大変仲が良く、お互いに意識する関係になるのは時間の問題だったのです。
ですが、リンダには婚約者がいました。
ペペの親の雇い主でもあるハーブ園の経営者の息子イワン。
道具屋の借金を無くす代わりに、リンダはイワンと結婚しなければならなかったのです。
リンダはもちろんペペと結婚したい。
しかし、ペペは親の仕事を考えると踏み切る事ができません。
イワンはお金持ちですが、使用人のカヤと関係があるようにも見えます。
カヤはイワンに振り向いて欲しいのですが、イワンはリンダのことしか見えていません。
さてはて、これからこの4人はどうなってしまうのでしょうか?
これ、どんな昼ドラ?って感じですが、ドラクエ7のショートストーリーのうちの一つです。
私はこの話が大好きで、ドラクエ7をやり直すたびに、この話に感動するわけです。
ちなみに、この話で魔物はほとんど出てきません。
主人公達が彼らに初めて会った時以外は、魔物の魔の字も出てきません。
RPG好きとしたら、嫌になってしまうかもしれないこの話、ストーリーを続けていくとこの話も続きがあるのです。
ある日、魔物の影響で町の住民全てが石にされてしまいます。
偶然通りかかった、旅人のおかげで町の住民は救われますが、ペペだけはリンダを庇ったせいなのか意識が戻らないままです。
イワンは婚約者が幼馴染といた事をなじりますが、リンダはそれどころではありません。
しかし、ペペはまたも旅人のおかげで意識を取り戻します。
リンダは今回の事で恋心に火がついたのでしょう。
ペペに一緒に街を出ようと持ちかけます。
しかし、ペペは不器用な男でした。
皆の幸せを考えるなら、リンダと町を出るなどもってのほか。
ペペはリンダを愛していたのにも関わらず、リンダを置いて自分だけで町を出ていきます。
全ては、皆の幸せの為でした。
(本編1)
ペペが出て行ってから、数10年が経ちました。
イワンはリンダとめでたく結婚しましたが、無能な男でした。
イワンがハーブ園の経営を任された後、ハーブ園は破綻、ハーブ園は新たな経営者が再建する事になりました。
イワンはショックから酒におぼれ、リンダに暴力を振る始末。二人の間に生まれた息子のエペも父親のイワンを毛嫌いしています。
新しい経営者の妻の名はカヤ。
そうです、カヤはイワンのことを諦め経営者の妻になっていました。
イワンは落ちぶれて、新しい経営者の使用人をやっています。
仕事は息子任せですが。
そんな時、家庭内暴力と借金を苦にリンダは町を出て行ってしまいます。
もしかしたら、ペペの事が忘れられなかったのかもしれません。
イワンはそのショックから、悟りきったような性格になってしまいました。
しばらく時は経ち、新しい経営者が病に倒れます。
病気は一向に治らず、カヤの甲斐甲斐しい看護も効果がありません。
そんな時でした、昔町を救ってくれた旅人にとてもよく似た旅人が町を訪れます。
それによって、衝撃の事実が明かされたのです。
実は新しい経営者は病気では無く、毒を盛られていたのです。
カヤの手によって。
カヤはイワンの事が忘れられませんでした。
ですから、イワンを自分の元に取り戻すべく、自分の夫を殺そうとしていたのです。
料理に少しずつ入れた毒は、夫の身体を徐々に蝕んでいきました。
しかし、メイドの感づかれてしまいました。
旅人の助けもあり、メイドはカヤに決定的な証拠を突きつけます。
それは昔カヤがイワンにもらった小瓶に入っていた毒でした。
これまでか、とカヤが思った時でした。
イワンが現れ、すべては自分が仕組んだ事だと言ったのです。
驚く、周りの人間をしり目に、イワンはカヤを連れ出し町を出て行きました。
カヤが、自分のために行った愚行の責任を取ったのでしょうか?
真相は取り残された息子のエペにもわかりませんでした。
(本編2)
ここはメモリアルハープ。
ペペが町から出て行ったあと、ペペが一代で築いた、大きなハーブ園です。
ハーブ園の近くには山があり、そこには女性だけの修道院があります。
ハーブ園はペペの気持ちとは裏腹に大変繁盛し大きくなりました。
ペペはここで、養子のリンダと共に一生を過ごすつもりでした。
しかし、そんな時、昔自分を助けてくれた旅人によく似た旅人にペペは遭遇します。
しかも、旅人はハーブ園の上にある、修道院に幼馴染のリンダの墓があると言うのです。
そんなことがあるわけがない。リンダは今もイワンと幸せに暮らしているはずだ!
イワンはそう思い、修道院に向かいます。
修道院から少し離れた、ハーブ園の全貌を上から覗ける見晴らしの良い丘の上。
そこにリンダの墓はありました。
リンダは町を出て行ったあと、修道院に入りました。
そして、修道院からペペを見守っていたのです。
リンダは修道院から買い出しにだかける時、必ず通るペペのハーブ園を避けて通ろうとしました。
汚れた自分がペペに会う資格は無いと思ったのです。
リンダは身体弱っていて、修道院で暮らして間もなく死んでしまったのです。
ペペは愕然とします。
リンダがこんなに近くにいた事。
リンダが幸せに暮らせていなかった事。
リンダが自分を避けていた事。
後悔の念がペペを襲います。
しかし、全ては終わってしまった事です。
ペペにも、旅人にもどうする事も出来ませんでした。
そして、数100年後。
修道院のお墓にはリンダの墓の隣にはペペの墓がありました。
(本編3)
かいつまむと、こんな感じでしょうか?
これを、ドラクエでやるんだから凄いですよね。
ちなみに、旅人とは主人公達の事ですよ。念のため。
下手したら昼ドラより救われないですよね。
誰も幸せにはならなかったんです。
でも、バットエンドかと言ったらそうではない。
ビターエンドと言う奴でしょうか。
わかり合えないまま終わったわけでは無く、最後は相手の気持ちを知る事が出来たのです。
このような言いようもない、ビターエンドの苦さがドラクエ7最大の魅力なのです。
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